冷却水の定期交換怠った末路
冷却水はエンジン内の温度を調整し、エンジンが正常に動作するために必要な重要な液体です。定期的に交換しない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 冷却効果の低下:冷却水には防錆剤や防腐剤などの添加物が含まれており、これらの添加物は時間とともに分解します。定期的に交換しないと、これらの添加物が劣化し、冷却効果が低下するため、エンジンの温度が上昇し、過熱のリスクが高まります。
- 部品の腐食:冷却水には腐食防止剤が含まれており、これらの添加物が分解すると、エンジン部品が腐食する可能性があります。腐食が進むと、冷却システムの部品に穴が開き、冷却水が漏れる可能性があります。
- エンジンの寿命の短縮:定期的な交換を怠ると、冷却効果の低下や部品の腐食などが原因で、エンジンが過熱し、内部の部品が劣化する可能性が高くなります。このような状態が長期間続くと、エンジンの寿命が短くなる可能性があります。
以上のように、冷却水の定期交換を怠ると、エンジンに様々な問題が発生する可能性があります。定期的に点検し、交換することで、エンジンの正常な動作を維持することができます。
また、冷却水の定期交換怠った場合は、エンジン以外の関連部品の寿命を縮める原因となり特に冷却、ヒーター系部品の交換が必要になる恐れもあります。
リンク
汚れた冷却水により劣化する補機部品
汚れた冷却水により劣化する補機部品の具体的なものとして
- ラジエター
- ラジエターホース
- ヒーターバルブ
- ヒーターホース
- ヒーターコア
- ウォーターポンプ
- サーモスタット
など、冷却水の通過する経路に悪影響を与えます。一度、劣化してしまうとそれらを掃除することはとても困難で交換が必要になってしまう場合もあります。
今の夏の季節では、エアコン関連部品のみが注目されがちですが冷却水は常時エンジン内部を循環していますので一年を通じて気にかけておく必要があります。
リンク
また、過去のブログでも紹介していますがBMWの冷却水は純正LLCを使うことをおすすめします。
詳しい理由は、過去記事にしていますのでそちらも参考にしてみてください。
Categories