日常の点検・整備が必要
昨今、費用が安く済むユーザー車検を受ける方が増えています。その最大のメリットは、自身で整備をし検査へ持ち込みを行うことによって費用が格段に安く済むからです。
その費用は、整備内容によりますが24ヶ月点検と持ち込み込み費用だけも3万以上も節約でき、整備をご自身で行えば、それ以上に費用を節約することができます。
検査自体は、ネット上を見ればたくさんの情報がでてくるので大きな問題にはなりませんが、問題はご自身のクルマの状態をきちんと把握しているかどうかが一番の課題です。
もっとも理想的なのは、交換部品や整備記録をマメに記録してご自身の車両状態を把握して車検前に最終点検するという流れが理想的です。
しかしながらそれを怠るといつ、どのような整備をしたかどうかわからずご自身で最初から24ヶ月点検を実施しなけばならないという時間のかかる作業が発生してしまいます。
ですので、単純に費用が安く済むからユーザー車検を受けると検査に落ちてしまったりと時間を手間を無駄にしてしまうリスクもあるということです。
点検記録簿は整備工場用のもと異なる
ユーザー車検用の24ヶ月点検記録簿は、一般的な整備工場のものより簡素なものです。
また、点検記録簿についてですが、基本ユーザー車検に24ヶ月点検記録簿添付は義務付けられていません。しかし記録簿なしですと、車検証に「点検記録簿なし」の記載が入ります。
なんだかちょっとかっこ悪い感がありますね。。
また、記録簿についても整備工場用のものと比べてとてもシンプルで数値入力箇所はなく単純に点検項目をチェックしていくだけのシンプルなフォーマットです。
確実な点検記録簿を残したい方は、多少費用はかかりますが整備工場へ24ヶ月点検を実施してもらい、安心と安全を担保した上で車検場にご自身で車両を持ち込むというのもひとつの手です。
命をあずけるクルマですので、点検はプロにまかせておけばより安心・安全です。そして検査のみご自身で行ええばその分の費用が節約できますので、整備に自身のない方はこの方法がよいのではないでしょうか?
日本の車検制度は、アメリカ(アメリカは州によって異なりが、日本を含めた諸外国より検査が簡素です)を除く諸外国と比較しても特別厳しいものではありませんが、日々安全に運行できるように日常点検は定期的に行うようにしましょう。