車齢8〜10年 〜100,000km
この時期になると大物部品の交換が必要になってきます。しかしこれを乗り越えるとあと10年100,000kmは乗ることができるような復活を遂げるでしょう!
・ショックアブソーバ、アッパーマウントなど
足まわり関連部品のショックアブソーバ、アッパーマウント、バンプラバー、その他関連ゴム系部品の交換は効果絶大です。しかし電子制御サスペンション搭載車は高くつきますので、この際、電子制御サスペンション対応のKWなどのチューニングパーツにすると車高が下がり見た目も気持ちも一新します。
・燃料ポンプ
あるとき突然死して走行不能になる可能性があるのでこちらもこの時期に交換です。
・ファンカップリング
冷却効果影響の出る部品ですので、OEM品に交換しておくとオーバーヒートの心配はなくなります。
・ラジエター、関連ホース類
走行でコアに傷がついたり、アルミが腐食してくる時期なのでラジエターは交換しておくのは必須かもしれません。また、長年の熱でホース類も傷んでいますのでこちらもクーラントレベルセンサーとあわせて交換してしまいましょう。サーモスタッド、ウォーターポンプの点検も行い問題があれば交換しておきます。これらは、OEM部品が揃っています。
・O2センサー
走行に大きく影響する部品ですのでこちらもこの時期に交換して安心して走れるようにしておきましょう。
・エアコン、ヒーター周り
室温が安定しなかったりした場合、点検して問題があれば、必要に応じて交換しておきます。特にエアコンが冷えない場合は、エバポレーター、エキスパンションバルブ、ドライヤー、コンプレッサー、コンデンサー、関連Oリング等の確認、また、社内で甘い匂いがすれば、ヒーターコア、ヒーターバルブ、ヒーター補助ポンプ、関連ホース類の点検をして問題があれば交換しておくとベストです。こちらもOEM部品が多数あります。
・点火プラグ
最近のクルマは、純正でイリジウムプラグですが長寿命のイリジウムプラグでもこの時期に交換しておきましょう。この時期に寿命を迎えるので80,000〜100,000km手前が目安です。しかし安易に安いからという理由だけで購入すると大手メーカーの偽物も多く流通していますので、販売店を選んで購入しましょう。偽物の場合、最悪エンジンブローする場合がありますので注意が必要です。
・燃料フィルター、燃料ホース
50,000〜100,000km毎の定期交換部品です。ガソリンが腐食している場合は、燃料フィルターでつまりが発生して走行に支障が発生します。
・ワイパーブレード
ゴムだけではなくブレードもガラスに押し付ける力がよわっているので交換です。しかしこれは純正部品にしておくとよりよいです。社外品とは品質が大きく違います。
・エンジンのバルブカバーガスケット
エンジンのバルブカバー、通称カムカバーのガスケット。こちらは80,000kmあたりで交換しておきましょう。オイル漏れが思わぬトラブルになるときがあります。オイルが滲んでいたら即、交換です。最悪ダイレクトイグニッションコイルも故障してDMEの故障まで発展した場合、出費がかさむ恐れがありますので注意が必要です。
・マフラーハンガー
こちらもゴム系部品なので熱の影響を受けます。この時期までに交換は必須です。
・ボンネット、トランクダンパー
ボンネットやトランクの開閉がゆるい場合はOEM部品に交換すると復活します。しかし名の知れない社外品は購入しないほうが無難です。純正、OEMのダンパーと比べて持ちが格段に悪いです。
各種点検も忘れずに
24ヶ月点検や定期メンテンナスの他に以下についても点検しておきましょう。
・インジェクターの点検
直噴インジェクターはカーボンで汚れやすいです。この時期までに一度は外して点検、掃除していきましょう。
・オイル漏れ点検
エンジンオイルパン、トランスミッションオイルパン、デフ周りからオイルが滲んでいたらガスケットの交換です。にじみが多いと車検に通らない可能性があります。
と、かなり大掛かりですがまとめてメンテナンスすると費用もかかりますので、年に1度〜数回に分割しておこなっておくと負担も軽減できます。
※緊急性のないものは、100,000km以降でも問題はありませんが、念の為ひとつの判断材料として列挙しておきました。
これであと100,000kmは乗れる目処が立ちました!次回は目指せ、200,000kmです。お楽しみに!