BMWはオーバーヒートしやすい?
欧州車はオーバーヒートしやすいなどということを聞いたことはありませんでしょうか?BMWでは、日本に輸入されれるときディーラー車であれば日本仕様に変更されラジエターなども本国より大きめなものに変更されある程度の日本の気候にあうように対策がなされます。
しかしながら国産車は、開発当初から日本気候用に設計されているのに対してBMWは「日本仕様」というある意味、改造をほどこされていることからそのようなことが言われているのかもしれません。
そのため水温計などは、非常に敏感で国産車では安定すれば微動だにしませんが、BMWのそれは、よく見るとコンマ数ミリ単位で針が動いていることが確認できます。
そして、水温や水量に問題が発生すればインフォメーションディスプレイとアラームによってドライバーに異常な状態であることを知らせる機能があります。
そのようになった場合は、即座に車両を安全なところに停車させて水温の低下を待ったり、水量を確認、必要であればロードサービスを手配するなどすればエンジンにダメージを負わせることなく修理が可能です。
そのうようなことから国産車より水回りに対する注意が必要であるというこを、常に頭に入れておく必要があるということです。
予防整備はどの程度すればいいの?
BMWに関しての水回りの整備は、もはや定期交換部品として考えていたほうがいいかもしれません。それでは具体的にどのような部品をどのようなサイクルで交換すればいいのでしょうか?
交換サイクルはおおよそ5〜7年程度で交換しておけばある程度、安全が担保できるかと思いますが、ディーラーには年単位の定期部品交換リストがありますので、不安であれば一度相談してみるものひとつの方法です。
具体的は交換部品は、
- ラジエター
- アッパー/ロアーホース
- ウォーターポンプ
- サーモスタット
- LLCは2年毎に交換
- 各種ベルト類
は最低限ではないでしょうか?
飛び石などによりラジエターコアからわずかな水漏れが発生している可能性もありますし、LLCの交換を怠れば内部の汚れてサーモスタットの固着やウォーターポンプのベアリングが傷んでいる可能性が可能性が高いです。
また、各種ベルト類の劣化も滑り等で冷却効果を低下させる原因がありますので一緒に交換しておくと安心です。