電子制御で効率化長寿命
最近のBMW、主にF系、G系からAGMバッテリー採用されています。普通のバッテリーと何がちがう?かといえば、今までより高性能なバッテリーです。と、いってしまえば話はココで終わりです。オーナーの皆さんはバッテリー交換のことは考えたことはありますでしょうか?
F、G系では、E系後半よりも緻密にバッテリー関連情報をコンピュータ管理され電子制御化されています。常にバッテリーの状態をコンピュータが把握して最適な充電をオルタネーターに指示することによってバッテリーの長寿命化と品質維持をはかるという技術を用いています
ということは、バッテリーを交換すればコンピュータのほうにも「バッテリーを交換しましたよ!」と教えてあげる必要があります。これがいわゆるコーディングというものです。
そうしないといままで学習した古いバッテリーの情報で充電が続いてしまい新品のバッテリーの寿命を短くしてしまったり痛めてしまう恐れがあります。
よく交換歴をリセットすればいいという話を聞きますが、実はそう単純ではないということですね。
AGMバッテリーとは
AGMバッテリーとは、Absorbent Glass Mat(吸収性ガラスマット)の略称で、一般的な鉛酸バッテリーの一種です。このバッテリーは、バッテリーケース内にガラス繊維マットを使用しており、鉛酸電解液を吸収して保持します。
AGMバッテリーは、いくつかの利点を持っています。まず、液漏れの心配が少ないため、取り扱いが比較的簡単です。また、振動や衝撃に強く、優れた耐久性を持っています。さらに、一般的な鉛酸バッテリーよりも急速な充電と放電が可能であり、高い電力供給が求められるアプリケーションに適しています。
自動車やモーターサイクル、ボート、キャンピングカーなど、さまざまな乗り物や機器で使用されています。特に、車両が振動や傾斜の多い環境で使用される場合や、車両に電力が高く要求される場合には、AGMバッテリーが選択されることが多いです。
また、メンテナンスフリーなバッテリーとしても知られています。つまり、水を補充する必要がなく、定期的なメンテナンス作業が不要です。ただし、適切な充電と放電管理は重要であり、バッテリー寿命を延ばすためには注意が必要です。
以上、AGMバッテリーについての簡単な紹介でした。このバッテリーは高い性能と耐久性を持ち、多くの応用分野で活躍しています。もしAGMバッテリーを使用する機会があれば、その利点を最大限に活かしてみてください!