現代のクルマはイリジウムプラグが標準
24ヶ月点検項目として「スパークプラグの状態」という項目があります。スパークプラグの状態によってエンジンの好不調が発生することも事実ですので点検は必要です。
とらえ方によってはスパークプラグは、定期交換が必要なのでは?と感じてしまいますが、実際はどうななのでしょうか?
現代のクルマのほとんどは新車時からイリジウムプラグという高性能で長寿命なプラグが実装されています。一般的な標準プラグの寿命が約2万キロに対し、イリジウムプラグ寿命は2万キロ〜10万キロと非常に長く、もはやメンテンナスフリーな製品です。
また、標準のスパークプラグは、ギャップ調整が必要でしたがイリジウムプラグでは、「電極を傷めることがありますので、ギャップ調整は行わないでください。(NGK HPより)」とありますので、通常は洗浄のみのメンテンナスで、電極が消耗したら交換というわけです。
結論として現代のスパークプラグは、メンテンナスは必要ですがは洗浄のみでOKということです。
イリジウムプラグには2種類ある
BMWの新車時はプラチナプラグまたは、イリジウムプラグです。車種やグレードによってことなりますが2015年以降の高性能エンジンにはイリジウムプラグが採用されています。
また、イリジウムプラグは2つ種類が存在します。ひとつは中心電極のみがイリジウムのもの、2つ目は中心電極にルテニウムとし、外側電極にも白金チップの突き出し電極が採用されているもと2種類が存在します。NGKのプラグですと前者はIRIDIUM MAXで寿命は20,000km後者はIRIDIUM RXで100,000km(メーカー公表値)です。価格差は多少ありますが、それほど大きくありませんので長寿命かつ高性能なRXがおすすめです。
ちなみにプラチナプラグの寿命は、100,000kmでIRIDIUM MAXより長寿命です。違いは、外側電極が同種金属か異種金属かの違いで寿命が異なるからです。
スパークプラグは、エンジンの燃焼過程においてとても重要な役割を持つ部品です。ご自身のクルマにどのようなプラグが装着されているかどうかわからないという方は、一度確認されてはいかがでしょうか?
ご自身のクルマの利用用途に応じて高性能イリジウムプラグへの交換もひとつのアップグレードになるかもしれませんね!