
エンジンオイル交換サイクルは重要

現在の欧州車のほとんどのエンジンに採用されているのが燃料をエンジン内に直接噴射する直噴方式。
直噴といえばディーゼルエンジンの話でしたが、今やガソリン車でも一般的になっています。
しかしながら従来のポート噴射と同様に扱えないのがエンジンオイルのメンテナンスです。その理由は、直噴エンジン特有のガソリン噴射方式がゆえにエンジンオイル交換サイクルがとても大切になっているからです。
では、直噴エンジンの車両のエンジンオイルメンテナンスは、どのような点に注意したらよいのでしょうか?
最悪エンジンブローも!?

直噴エンジンでは、ガソリンを本来の燃焼に必要な量より多めに噴射しています。そのため燃え残って余るガソリンが発生します。
そのガソリンは、ブローバイガスの経路とともにエンジンオイルに混入します。これが長期に渡ってくりかえされることによってエンジンオイルが薄まってしまうのです。
また、直噴エンジンでは、カーボンの発生もポート噴射式に比べて多くそれらもエンジンオイルに同じ経路でもどされます。
したがって直噴エンジンのオイル交換は、決められたスパンできちんと行わないとエンジン内部で劣化したオイルにより潤滑不良が発生し、最悪エンジンブローを引き起こす可能性があります。