どちらも信頼性の高い部品
自動車部品市場には、OE品とOEM品の2種類があります。どちらも自動車部品の種類を表しますが、製造元や使用目的が異なります。
OE品はOriginal Equipmentの略で、自動車メーカー自身が製造するか、または自社グループ企業に製造を委託した部品を指します。自動車メーカーが自社製品に直接組み込んで販売するために使用されます。つまり、自動車メーカー自身が製造した部品であることが特徴です。OE品は高品質で信頼性が高く、自動車メーカーの技術力やブランド力を証明する役割を担っています。
一方、OEM品はOriginal Equipment Manufacturerの略で、自動車メーカーが自社製品に使用するために、外部企業に製造を委託した部品を指します。自動車メーカーは、自社製品にOEM品を使用することで、市場競争力を高め、製造コストを抑えることができます。OEM品は、自動車メーカーと外部企業との契約に基づいて製造され、品質や性能、納期などが厳密に管理されます。
どちらもとても信頼性の高い部品であることは間違いありません。
OE、OEM品が供給されていない部品もある
OE、OEMで市場に供給されていない部品は多く存在します。どんな部品でもOEやOEMがあるとは限りません。
一例を挙げると
- 内装部品
- ボディ関連部品
- 一部の電装部品
- 車種独自の部品
など、車種独自の部品や単体販売では利益が見込めない部品が多いです。そのようなときは、純正部品を利用することになります。
OEやOEM部品の多くは、主に定期交換が必要であったり消耗頻度が高い部品が市場に供給されます。
また、OE、OEM品の供給期間は、純正部品の供給と比較すると短く市場での販売年数は純正部品より短い傾向にあります。
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