黄ばみ・くすみや結露の原因
BMWに限らず現在のクルマのヘッドライトはポリカーボネートのカバーがされており、長年の紫外線の影響を受けて黄ばみが発生してすくんでしまったり、雨上がりや洗車後に内部に結露してしまう個体があります。
ポリカーボネートはガラスより強い樹脂として多くのクルマのヘッドライトに採用されていますが、時間の経過とともに劣化してきます。
ヘッドライトの黄ばみ・くすみはクルマが古く見えてしまいますし、結露に至ってはヘッドライト内部の電気回路への影響が心配です。特に後者の場合は、ヘッドライトとして機能しなくなり夜間走行時にはとても危険です。
それでは、これらの問題の対策はどのようにしたらよいのでしょうか?
ヘッドライトカバーを修理する方法
修理する方法として以下のような方法があります。
- 黄ばみでくすんだヘッドライトを磨いてコーティング
- 黄ばみでくすんだヘッドライトを磨いてクリア塗装
- 結露したヘッドライトカバーの再コーキング
- ヘッドライトカバーの交換
- 中古ヘッドライトとの交換
- 新品ヘッドライトの交換
などが考えられます。
黄ばみでくすんだヘッドライトについては、ペーパーで磨いて専用のコーティング剤でコーティングしたり、クリア塗装をすればかなりキレイになります。実際、YouTubeを見てみると国産車でそのような修理方法がいくつも紹介されています。結露した場合は、再度コーキングして水の侵入を防ぐ方法もあるようです。
しかしながらDIYでキレイに仕上げるにはハードルが高そうです。
ヘッドライトカバーの交換については、車種によって純正部品として供給されているものもあるのでそれを使って修理するのがベストですが、設定がない場合はサードパーティ製に頼らざるを得ません。サードパーティ製については信頼性に問題がある場合がありますので注意が必要です。
こちらも古いカバーを外したりと作業が伴いますので、ご自身でできるかどうかの判断をしておくことも必要です。
そして、容易かつ確実に解消できる方法として問題のない中古ヘッドライト、新品のヘッドライトと交換してしまう方法があります。しかし前者は後々すぐにくすんだり結露してしまったりする可能性もありますので、個体選びが重要になってきます。また、後者は最善の方法ですが、費用が高額になってしまうことがネックとなります。
新品のヘッドライト場合、車種によってことなりますが高い場合、片側の代金だけで数十万円するものもあります。また、片側のみ新品に交換してしまうと見た目で左右に新旧のばらつきがでてしまう場合があるので両方の交換が必要になることもあります。
また純正部品以外では、社外品の存在がありますが価格の安い低品質な社外品には注意が必要です。今までよりも深刻な問題が発生したり、車検に通らない製品もあるので価格が安いからといって安易に手を出さないようにしましょう。新品部品で部品代金を抑えたいということであれば、OEM品やOEMサプライヤー製造の新品社外品をオススメします。
いずれにしてもヘッドライトは、重要な保安部品のひとつですのである程度の予算の確保は必要です。