右ハンドル車の部品はアメリカから購入できない?
1980年代までの欧州車といえば左ハンドル車のみの設定、あるいはそれが主流でしたが、現在、日本国内の欧州車市場では右ハンドル車が主流になっています。
それは、BMWも例外でなく近年では右ハンドルが主流になっています。日本は左側通行ですから安全面で右ハンドル車は、とても安心ですし左ハンドル車特有の問題であるパーキングでの料金支払い等の煩わしさはなく良い面が多いです。しかしもともとの基本設計は欧州ですからトレードオフとしていくつかの問題があります。
そのひとつが右ハンドル車の部品供給が制限させれている国があり、安く部品が販売されている国から部品が購入できないということです。日本では、右左ともにハンドル位置に法的規制はありませんが、アメリカでは右ハンドル車禁止、イギリスでは左ハンドル車禁止が法的に定められています。
そのため基本的にアメリカには右ハンドル車のBMW純正部品は供給されませんし、社外部品でも購入する人がほんの一部になりますので、アメリカでは右ハンドル車の部品は市場にほとんど流通しません。
なぜそれが問題かというと、BMWの部品価格が日本より安いアメリカから右ハンドル車の部品が輸入ができない(在庫がありませんし基本的に販売しません)ということです。
それでは、「イギリスやニュージーランドなど日本と同じ左側通行の国から部品を輸入すればいいのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思いますがイギリスやニュージーランドでは一見さんでBMW純正部品を販売してくれるディーラーはほとんどありません。
右ハンドル車の部品はどこから手配する?
日本ではBMWの右ハンドル車の部品は問題なく国内で手配できます。しかしながら価格は国内市場のみになるので安くはなりませんし、純正部品については基本的にBMWが日本で設定した価格で購入するようになります。
また、国内で純正部品を購入する場合、消耗品や整備や修理などで出荷頻度の高いものを除いてほとんどがスペシャルオーダーになります。そして年式が古くなるとさらにスペシャルオーダーになりやすくなります。
※国内ディーラーのスペシャルオーダーとは、本国(ドイツ)発注品で発注後の取り消しや返品は不良品を除き一切不可になります。また、納期も早くて2週間〜1ヶ月、場合によっては2ヶ月〜3ヶ月かかります。
となると右ハンドル車の部品を安く購入するには、どこから購入すればよいのでしょうか?
iPARTZでは、右ハンドル車の部品についても生産完了品を除き手配可能ですので、また、納期に関しても3〜4週間程度でお手元にお届けできますので一度ご相談、お見積りしてみてください。