ディファレンシャル・デフオイルとは?
デフオイルとは、ディファレンシャル・ギアのためのオイルです。
現在販売されているBMWは1シリーズ、2シリーズの一部の車種の一部を除きはFRまたは、4WDです。それらの車種では、フロントにあるエンジンの動力をリアタイヤに伝える機構をディファレンシャル・ギアといい、そのためのギアオイルです。
デフオイルは、通常車検では交換義務はありませんし交換時期についてもあまり明確ではく、概ね2〜5万キロくらいで交換していれば問題ありません。
エンジンオイルと違い長いスパンの交換時期と無交換でも大きな問題も発生しにくいためついつい交換を見落とししてしまい、気がつけば「10万キロまで交換していなかった」「交換の必要性すらすら知らなかった」など状況になってしまいます。
しかしデフオイルは、重要なオイルのひとつであり、定期交換は必須です。しかもギア内部が複雑な4DW車やLSD(リミテッドスリップデフ)搭載車はなおさらです。なぜ交換が必要かといいますと、オイルの劣化によって内部のギアを痛めてしまうからです。
それでは、どのようなデフオイルを選択・交換すればいいのでしょうか?
おすすめデフオイル
デフオイルの粘度は、一般的に販売されている製品では90、75w-90、高性能LSD用オイルは75w-140と高粘度です。メーカー純正オイルであれば問題ありませんが、エンジンオイル同様価格が高額です。
購入時に注意することは、自身のクルマにLSDが搭載されているかどうかによって選ぶ粘度が異なるからです。
カストロール ギヤオイル Axle LSD対応 90 1L缶 老舗のカストロールの一般的なデフオイルです。
カストロール ギヤーオイル Syntrax リミテッド スリップ 75W-140 1L(LSD対応)全合成油 GL-5 老舗のカストロールのLSD対応の高性能デフオイルです。
WAKO’S ワコーズ WR-G WR7590G GL-5 75W90 2L 通常のデフもLSDも問題なく対応できる安心のデフオイルです。
交換の際には、エンジンオイル交換と同様ドレンのパッキンの交換も忘れないようにしましょう。この場合、オイルを入れる側と抜く側の2つのパッキンが必要になります。
いかがでしたか?愛車を気持ちよく安心して運転するために、一度点検してみることをおすすめします。