ブレーキ鳴きの原因を探す
ブレーキ鳴きは、とても不快でせっかくのドライブが台無しに…
一度ブレーキ鳴きが発生すると気になって仕方がありません。今回は、ブレーキ鳴きについて原因からオーバーホールまでを記事にしていきます。
まずは、ブレーキ鳴きの原因を特定していきます。
※ブレーキの分解整備は、作業方法を誤ると事故につかながる恐れがありますがの自信の無い方や作業手順がわからない方はプロに任せるようにしましょう。
- ブレーキパッド、ブレーキローターの摩耗はないか?
ブレーキパッドの残量は、ブレーキキャリパーからも確認できるので、残量がなければ交換です。また、BMWのブレーキローターは、消耗品なのでローターの耳が立っている状態であれば交換します。
- ブレーキパッドの当たり面が悪い箇所はないか?
ブレーキパットの当たり面が悪いと思われる場合は、一旦パッドを外して左右の角を120番のペーパーヤスリで削っておきます。そしてキャリパーとの当たり面にブレーキパッドグリズを塗布します。
ワコーズのブレーキパッドグリス「ワコーズ ブレーキプロテクター」は、とても粘度が高く当たり面に塗布するだけでブレーキ鳴きが止まる場合がありますのでおすすめです。
- キャリパーのピストンがスムーズに動いているか?
左右のパッドの残量がそろっていない場合は、ピストンがスムーズに動いていない可能性もあるのでその場合は、ブレーキキャリパーのオーバーホールが必要になります。
ブレーキのオーバーホール
キャリパーピストンがスムーズに動かなかったり、キャリパー自体がブレーキダストでとても汚れている場合は、ブレーキのオーバーホールが必要です。
必要な部品等は、
- 新品ブレーキバッド
- 新品ブレーキダストブーツオーバーホールキッド(BMW純正または、ATEが安心です)
- シリコングリス
- ブレーキフルード
作業については、プロに任せることが安全ですが、部品や油脂類はおすすめの商品を用意するとより納得できるオーバーホールができます。
大まかな手順としては、
- パットを外してキャリパーを外す
- ピストンをエアで抜く(エアーはパソコン掃除用のエアーでもOK)
- キャリパーを金ブラシなどで掃除する
- ワコーズSSGスーパーシリコングリスをピストンと新品ダストブーツ、ピストンピンに塗布する
- ピストンとピストンピンをキャリパーを組み上げる
- 車両にキャリパーを戻す
- ブレーキバッドの裏面にワコーズブレーキプロテクターを塗布して組み付ける
- ブレーキフルードを交換・エア抜きをする
- インスペクションリセットをする
おすすめのシリコングリスは「ワコーズ SSG スーパーシリコングリス」がおすすめです。
ブレーキフルードは、純正または、同等のDOT4のATEを使用するとより安心です。
ブレーキパッドを組み付けるときには、先のワコーズブレーキローターをパッド裏面とキャリパーに当たる部分に塗布します。
最後にエア抜きをして、インスペクションリセットをすれば完了です。
整備工場に依頼しても半日から1日程度で終わる作業ですのでブレーキ鳴きが収まらないという方は一度、ブレーキのオーバーホールをしてみましょう。