プラスチック部品の取り扱いは?
内装部品分解するときに避けて通れない道がプラスチック部品の分解。無理に分解すると割れてしまったり爪が折れてしまいまいます。特に年式が古くなるとBMWの場合は、その確率はさらに上がります。
ここでは、プラスチック部品を取り扱う上での最低限の注意を解説していきたいと思います。
基本的なことですが、まずはゆっくり丁寧に分解したり外したりするようにします。また、特に寒い時期などは割れやすいのでヒートガンなどで少しだけ温めて作業するだけで割れや爪折れのリスクは随分軽減されます。
また、不幸にも割れてしまったり爪等が折れてしまったときにはエポキシ系の接着剤や力のかかる場所はプラスチック溶接で修復することも一つの方法です。
注油にも注意が必要
プラスチック部品は、室内だけではなくエンジン内部や外装部品にも使われている場合もあります。また、クリップ等もプラスチックがつかわれているときがあります。そのような部品の取り外しや取り付けを行うときには、注油すると作業効率が一気に向上する場合があります。
しかし油脂によってはプラスチックに良くないものありますので、シリコングリスやラバーグリスを使うことによってプラスチックへの悪影響を防ぐことができますので、油の種類にも注意します。パーツクリーナー等の洗浄剤もプラスチックにはあまりよくありませんので、洗浄は中性洗剤がベストです。
しかしながら年式が古くなってくるとプラスチック部品自体がもろくなってきてしまうので、安い部品などはある程度、破損前提で諦めて作業しなければならないときもりますので、予備の部品が生産完了していないか確認しておきましょう。
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